uchunohazama’s blog

孤独がデフォルト。

わかっちゃいるけど、、、

かなり大昔、ノベルティグッズを作る会社にいたことがある。バブルのやや後半、世の中は泡銭商売で盛り上がっていた頃。

だから何でもかんでもお金を使っていたから、どんな会社でもお金が回ってきていた。

 

小さな会社で少しお金が回って来ると、経営者は大抵勘違いをする。

 

誰でもハシカの様にかかる勘違いで、大きな夢を持つ人はそこに向かうが、自分ができるのはこのくらい、の、このくらいを達成し終えると、大抵は勘違いして、ならばもう少し、と、大きな会社の仕事に手を出す。もしくは新しいことを始めたくなる。

 

その会社も、大手百貨店の仕事を受けていたが、毎年助成金みたいなものを払っていた。

年間売上二億の仕事で、純益は2〜3%、そして助成金払ったら何にも儲かっていないのに、なぜか社長は浮かれてやっていたし、うちはこんな大手の仕事してるみたいなこと言っていた。

 

 

さて、よく最近はポイント還元や、週間セールでクーポン割引などあるけど、あれらは全てメーカー持ち、カード会社持ち、らしい。

先の会社みたいな、杜撰さはないにしても、利益から還元していることは変わらない。

利益を還元するとなれば、小売業者は何店舗も構えていて、そこで20円、10円と還元していくのだから、大した金額だと思う。

 

つまり、儲けが減る。

 

儲けが減るということは、社員に還元が少なくなる。つまり給料が上がらない。

上がらないから買い物をする時にポイント還元や割引を多用する。

 

カード会社も、ほとんどが無料会員で、加盟店からの手数料で儲けていて、その手数料を頂くために、還元をお客様にすることで、売り上げに協力する。が、やはり利益からそれを出していくことになり、、、

 

家電も、車も、全てそうやって、消費が増えれば増えるだけ、利益からの還元という形で世の中にはマイナス分が倒産や、破産を避ける様に蔓延していく。

 

こんなことにこだわって、安物買いしてたら経済は痩せ細る一方だ、と頭ではわかっていても、なかなか私の経済では賄えない分が多く、スーパー3つを歩き回るなんてザラで、更にPayPayやら、なんちゃらペイやら、すちゃたらペイやら、ほにゃららカードやら使う。

 

 

年収いくら以上の人には使えないクーポン、割引、還元、そうなれば世の中はかなり違うだろう。個人情報にはなるが、本当に日本の経済を良くするなら、税金を値上げるより、マイナンバーの提示を割引など使う時には必然にし、年収などにより使えない特典、制約を用いて、お金持ちは普通に買う事こそがステイタスくらいの、世の中にしていかないと、何をどうしても、根本的に痩せ細るだけだと思う。

と書いて居たら、なんと、マイナンバー還元があるらしい。これで人の財産を監視するなら、是非、収入、年齢別の還元を考えて頂きたい。

沢山の財産を抱え持つ人、そういう人に、負担をして貰ってもいい。

 

 

 

贅肉だけで太って大柄でも、内臓脂肪だらけで、骨粗鬆症の様な体では何にもならないのと同じで、しっかりとした骨格と、筋肉と脂肪のバランスよく、水分豊富で循環する身体の様な経済にしないと。。

 

でもそれは、ある意味社会主義的でもあるよね。働く人は働け、もっと稼げるって話になる。それも違う。夢がない。

 

 

私にはとてもそんな経済力はないから、やはりそこはお金持ちの議員さんなどなどから率先して、そうなっていただけたら、と思うけど、世の中はそうはいかない。

 

 

と、選挙前に思うのです。