引越し
築40年の家は、杜撰な建て売りで、かなり痛んできている。同時に立った隣家は、とっくに建て直した。
うちはそんなお金がないし、息子は病気で定職についていないし、高齢でローンも組めない私には、リフォームしてそのお金を払い、そして貯金し直してその先を生きていくには、80歳まで働かなくてはならないと言われている様で、躊躇しているうちに息子が亡くなった。
マジ、一人で生きなきゃならない。
私も万年フリーターの様な状態で、何をしていけば良いのか。
色々考えて、家を売ろうと思った。
引越しの作業をしていると、2回ほど、父が亡くなった後に、ゴミ出しはしているものの、まだこんなにあった、ゴミの山だ。
家というのは恐ろしいもので、四十年の間に風景になっている。
あらゆるものが風景で、そこにある事は当たり前のことで、なければ違うという発想がない。
それは私のアスペな部分かもしれないけど、とにかくあったものはそこにあって全く気にならない。
心機一転、引っ越す事になって、要らないものは捨てようとすると、まぁ、本当にゴミの山だ。
これから思い出が出来て、あちらの家もゴミになるのか?
いや、もういいだろう。もう要らない。
でもあちらの家も1人には広い家だ、
使い切れるかな(笑)
どうしても、広さが欲しかったから。
広いところでたった1人、猫でも飼うか。